このところ連載させていただいてるアングリング誌(廣済堂出版)平松慶の日本のオフショアフィールド再発見!でも書いているとおり、九州通いに精を出している。 ひとつは長崎、平戸で口惜しい思いにどうしても、そのテクニックを克服したく、練習の意味で。もうひとつは今開発中のスポーツザウルスのヒラジグラロングのテスト釣行を兼ねてであった。釣行記のページなので、本来はこう釣っただの、ああやっただのという内容を書こうとしたのだが、九州福岡の釣り以外の楽しかった話のことを書こうと思う。というか今月号のアングリング189号を読んでいただければわかるとおり、私はノーフィッシュ。ザウルスNEWジグのアクションチェックのみの釣行となってしまい、フィールドでの釣果の話を書けないというのが本音。 そんなことでまず九州福岡中洲での夜の出来事。それから今回お世話になった海楽隊さんでの小ヒラマサパーティの話をしたいと思う。 まず前日の福岡中洲でのモツ鍋屋へ行ったときの事。ザウルス九州営業所の桑原君が、とにかくうまいモツ鍋屋があるとのことで、大阪営業所の下山君とわくわくしながら、その店へ。ザウルスの九州営業所からもすぐのところにあり、暖簾をくぐると、すでに生ビールを片手にぐいぐいとやっている人たちが見える。桑原君は慣れた様子で、注文を入れてゆく。鉄の鍋に火がつけられ、独特のだし汁をたっぷりとかけられたキャベツなどの山盛りの野菜がしなっとすれば出来上がり。はしをいれ、やわらかい本命のモツをとらえる。アッツアツのモツをふーふーはーはーいいがら、口に含むと、もう、なんと言っていいのかわからないほどにやわらかく、そして所々にコリッコリッと歯ごたえがあり、噛むほどにそこから味がしみでてくる。そんな食感であった。もちろんつぎから次へと追加をし、深くビールが進んだのはいうまでもなかった。 最後はその煮汁にラーメンを入れ、終了となる。ご飯ではなくラーメンというのがまた良い。こんな具合に一日目の中州の夜を楽しんだ。そして翌日も釣果がぱっとしないのは先にも書いたとおり。釣れたワラサや小ヒラマサを持ち帰り、船長のお父さんから伝わるヒラマサ料理を出して頂いた。ショップも兼ねた海楽隊さんの店の二階が大広間となっているので、釣りのあとお酒を飲みながらゆっくり出来る最高のスペースだ。 さぁみんなで乾杯!キンキンに冷えたビールをグビグビッっとやり、料理が出てくる。まずはヒラマサのたたき。山盛りの大葉に、ミョウガがすこし、焼かれたヒラマサの上に盛られ、ポン酢にゆずを絞ったたれで食べる。うんまい!たっぷりねぎ、にんにくがさらに食欲を増す。続いて出てきたのは大どんぶりに入った汁モノ。そして大きくきられたのりである。「まずはこうやって海苔を持って、スプーンですくって海苔でまいて食べてください」そういってくれたのは、工場長と呼ばれ常連客からも親しまれている白石さん。彼はオリジナルジグK.Sジグの製作者であり、巨大ヒラマサ狙いにものすごーく力のあるジグである。その製作者、工場長から手本を見せてもらい、やってみる。大ドンブリの中は納豆とたっぷりのねぎ、しょうゆベースの出汁にヒラマサの切り身。これをスプーンで海苔の上に乗せ、ガブッとやるわけだ。これもうーんまい!納豆のトロトロとねぎを包んだ海苔、そしてヒラマサ。何といっていいかわからないほどのうまさが口中に広がる。これはホンキで食べ始めたら、とまらない。うまいので次々と手が出る。納豆の粘りがちょうど良いネバリで食べやすくなり、最高の一品。飲んで話し、食べて飲み、そして笑う。仲間たちとのこんな夜は一生の宝物となるだろう。そんな夜だった。 |
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