フィジー   2002

「ミスター ケイ ヒラマツ!!ザウルスボーイウエルカム!!」またやって来た。元気のいいおじいちゃんキャプテンの登場にツアー参加者は少々驚きながらも一通り握手をし,そして挨拶をする。そのあと少しだけミーティングをして,すぐに海に出るコトになった。

体中から流れ出る大粒の汗になかなか馴れずに,気分が優れない。でも「ザウルスボーイ!レッツゴー!」と言っているので,すぐにタックルを組みはじめた。お客さんも半分ワクワク,半分疲れた顔をしながらも,ルアーを結んでセッティングOK!

ジムさん手作りの船着き場,それに今回宿泊するゲストルームもすべてジムさんの手作りである。スゲェおじいさんだ。60歳を越えて,毎日海に出てそれでいてカメラ片手に世界中を回り,マングローブの林を切り開いて,船着き場まで作ってしまうのだから,オドロキだ。

 本人曰く「ノニ(というのみモノ)を毎朝飲んでるから,元気なのだ」そうだ。髪の毛も見ろ!とばかりに指さし、私たちに見せる。ノニを飲み始めてから,生えてきたのだそうだ。朝の目覚めも最高。また二日酔いにもいいという。まるで養命酒なのだ。さぁ出船!

 コバルトブルーとエメラルドグリーンのリーフにポッパーをキャスト!ロケーションは最高である。さぁこい!早く来い!とばかりにルアーをキャスト&キャスト。だが,来ない,来ないのだ...昨年のあの光景,一つのルアーを追って,2、3匹の魚が迫ってくるという状況が見えてこないのだ。

トモでキャストをしていた今仲君がナチュラルルアーで静かにアクションを付けてやっと数発出たのみであった。どうしたんだろう?おかしい??そんな焦りは翌日も続き,3日目に入ったときに,やっと本気モードにスイッチ。まるで国内ゲームをするかのようにルアーをセレクトし,アクションにも気を使いはじめた。

 海外ゲームにおいて,どうしても魚の豊富さに期待している自分がある。ツアー参加者の方もなかなかキャッチできない方がいて,焦っているのが見える。ポイントを次々と移動して,魚からのコンタクトを期待していた。

 実は前日とても潮が効いているポイントが気になっていた。ラストはそこに行きたい,という気持ちをキャプテンにわかってもらい,レッツゴー!複雑な根が入り組み,魚が出てもなかなかキャッチできなさそうなポイントなのだが,そこにかけてみることにした。結果,20キロオーバーをキャッチ。

 厳しい状況の中,良型を手にすることが出来,ホッとする。やった!キャプテンもそんな私を見て,心から喜んでくれる。ラストを飾ることが出来た。ゲストハウスに戻ると,みな魚をキャッチすることが出来たという,よかった。

 荷物を片づけ,この日泊まることになっていたナンディーの街へと向かう。中華料理屋にみんなで入り,焼きめし,餃子をたっぷり食べ,楽しいツアーが終わったのであった。さぁ私はここで残り,まだまだ撮影が続く。第一弾はただいま釣りビジョン753で放送中(2002.4.4現在)第2弾は4月24オンエア予定。続きもご覧下さい。





















































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